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笑いと涙のママサンタ卒業。去年のクリスマス、私失敗したので。

こんにちは!シングルマザーベティコです!もうすぐクリスマスですね。昨年のクリスマス、私失敗しまして…(笑)。サンタを信じていた娘がまさかの大勘違い。「ママが世界中の子供にプレゼント配ってるの!?」何がどうしてそうなった、ママサンタ卒業の記録です。今思い出しながら書いて、勝手に泣いてます…!(←親バカ)

クリスマスイブ、北国のサンタにトロピカルジュースを。

うちの娘(去年時点で9歳、小学生4年)はサンタを信じきってました。「北国のサンタさんが普段飲めない飲み物を置いとく♪」とトロピカルパイナップルジュースを枕元に置いて寝ました。

さらに娘は、「去年のイブにサンタクロースに手紙&アンケートをあげた」と主張。「お返事が戻って来ると思う♪」とウキウキで寝ました。途中までは例年通り順調だったのです。

2015年、私のクリスマスミッションは3段階。
1.プレゼントを枕元に置く
2.パイナップルジュースを飲み干す
3.英語で手紙を書いて置いておく

真夜中、まさかの事態が発生!

毎年のことで、私が油断したんでしょうか。それとも娘の眠りが浅かったのでしょうか。深夜12時過ぎまで待って、娘がしっかり寝ていることを確認したつもりだったのですが、私が枕元にプレゼントをカサっと置いた瞬間、ピクッと動いた娘が目を開けて…バッチリ目が合いました。「ママ?…何か今置いたよね?」

私のママは世界のサンタクロース?

「ママ!正直に言って!」「どういうこと?」「なに?何が起こってるの?」と詰め寄る娘。仕方なく私は、「分かったと思うけど、サンタはママなんだよ」と言いました。

サンタクロースは、私のママ…。寝ぼけた娘は、事態を飲みこめず混乱し…「え!ママが世界中の子供にプレゼント配ってるの!?」「そんなパジャマ姿で?赤い服着ないの?」「トナカイのソリは?ベランダにいるの??」カーテンを開けて「どこ?どこに?」と大興奮する娘。

すごい!すごい!私のママは、世界で活躍するサンタクロースだった!

…なんでそうなるの(笑)?私、大爆笑。面白いのでこのまま騙しておこうかと思いましたが、「私のママは、神様に頼まれて世界のサンタをやってるの!」なんて学校で発言をしたら、ちょっと痛いですから、真実を教えました。

サンタというのは、それぞれの子供のおうちの人

赤い服に白いひげのサンタクロースはいないよ。サンタというのは、それぞれの子供の、おうちの人だよ。

9歳娘、絶句して、そのあとシクシク泣きだしました。私は「そうかあ。そんなにショックだったか~。」と娘をなぐさめました。が、娘の涙の理由は、私の想像とは違うものでした。

ママこれまでずっとありがとう

「違う、悲しいんじゃなくて感動してる」と娘は涙をぽろぽろ流して言いました。「赤ちゃんの時から今日まで、毎年毎年サンタのふりをしてプレゼントをくれた、ママが頑張ってくれたことが嬉しくて泣ける。去年おいといたクッキーを食べたのもママ?毎年サンタの分とママの分、2つプレゼント用意して?そっかあ、全部ママだったのか。ママ、私のためにこれまでありがとう。」

2015年クリスマス、ママサンタを卒業しました。

娘の涙と、その理由を聞いて、私もホロリと涙が出ました。ママの方がありがとうだよ。ヨチヨチの赤ちゃん時代から何年も、毎年たくさん楽しませてもらったよ。

もう来年はサンタクロース、来ないね。ちょっとママ寂しいよ。でも、いい卒業だったかもしれない。笑いあり、涙ありの、一生忘れないママサンタ卒業の日でした。