以前書いた「読み聞かせは無駄である。ガチで8年続けてそう思う理由」という記事は、現在もよく読まれている、当ブログの人気記事です。
目次
相変わらず賢くなる気配は全くない
娘が生まれてまもなく10年、旅行と病気以外の日は毎晩読み聞かせをしてきました。しかし、世の中でまことしやかに言われている、読み聞かせで漢字に強くなるとか、作文が上手とか、賢くなる系の効果は現在も全く感じません。残念ながら漢字も作文もひどいです。
10年の労力は無駄でございました。その点については、1年前に記事を書いた時と全く同じ気分です(→こちら)。だけどね…
まさかの本選びに驚愕!一歩前進した読み聞かせ
この10年間、絵本や、薄い本、図鑑、偉人マンガなど、娘が喜ぶ、娘が好きな本をひたすら読んできました。娘の年齢にしては幼い本でした。
それが先月、娘が図書館で「これ借りる~」と持ってきたのがこちら「グリックの冒険」という1970年に書かれた本。
ウソでしょ?この本、めっちゃ字が小さいんですよ。こんな分厚い本を飽きずに最後まで読めるのか?
10年の月日を経て初めて感じた手ごたえ
「グリックの冒険」を読み聞かせすること1日目、私は「この本、情景描写多くて、ウザっ!」と思いました。「要約したら1分で終わるような内容を長々と!」という気分になりました。
が、娘が「読んで~」というので、毎日一章ずつ、少しずつ読み聞かせました。そしていつのまにか、次第に親子して引きこまれ…
「うわ~!雪降って来ちゃったし!」
「あ~!のんのんが!」
「明日はいったいどうなるの?」
私と娘とグリックとのんのん、長く大変な道のりを4人で長い旅をしているような、不思議な感覚に陥りました。
10年間の読み聞かせの中で、わたくし初めて手ごたえを感じました。親子で読書を楽しむってこういうことだったのかと。
読み聞かせは効果がないが、無駄ではない(かも)
変な達成感がございます。分厚い本を一章ずつ何日もかけて読むという、小学生らしい(年齢相応の)読み聞かせをすることが出来た…!母親として頑張った!そんな自分に酔えました(笑)。
相変わらず娘は、漢字が苦手だし、作文もひどい。10年の読み聞かせは「国語の成績を伸ばす」という点では本当に全く効果がありませんでした。
親子そろってバカですが、でも時間と物語を子どもと共有し、良い思い出にはなった…気がしてきました。
ですから、「読み聞かせはやっぱり効果がないが、無駄ではないかも」と、少し訂正させていただこうかと思います。
この物語には続編(スピンオフ作品)があるらしいので、次はそれを読む(読むのは私だけど)と娘が言ってます。過去には映像化もされた、知る人ぞ知る名作シリーズらしい。そんなわけで、来年もまだまだ読み聞かせは続くと思います。
追記:続編を読んで私と娘の読み聞かせに変化が

子供にどんな本を読んであげたらいいか分からないという方は絵本ナビがおすすめです。子供の年齢別に本を検索できるので私も参考にしていました。