同じ悩みを持っている方も多いと思うのでシェアしますね。採用担当7年のベティコが、微力ながら精一杯アドバイスさせていただきます。
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就職活動中のMさんのお悩み
「こどもがいる為、面接にこぎつけることがなかなかできません。面接までこぎつけるポイントはありますか?パートや契約社員の案件であれば、何件か採用をもらったのですが、正社員となると難しいようです。応募している会社が高望みし過ぎなのでしょうか?」
まず問題を整理して考えてみよう^^
私はシングルマザーになって就職活動を始めた時、上手く行かずに悩みました。でも今振り返ると、私は色々な問題をごっちゃにして考えていたなと思うのです。
- 面接まで行けないという悩み
- 契約社員なら採用されるが、正社員で採用をもらえないという悩み(応募している会社が高望みなのかなという疑問)
それでは一つずつ解説して行きますね。気楽に読んでくださいね。
「シングルマザーで面接まで行けない」という悩みは、簡単に解決できる
私は中小企業で7年ほど採用の仕事をしています。主要な転職サイトなら、全て求人掲載をしたことがありますが、いずれの媒体も、応募時の必須項目に「子供の有無」はないはずです。
名前や生年月日などは必須項目で入力しないと応募できないと思いますが、子供について書く必要はないです。
こちら↓の記事にも詳しく書いています。
参考 私は応募書類に●●を書いて大失敗!絶対気を付けてほしいこと子持ちだと知らせないまま応募して、それでも面接に進めないなら、別の理由で落ちたことになります。シングルマザーが就職活動で行き詰った時は、原因を正しく把握することが大切です^^
Facebookでフルネームと卒業校、居住地が一致した場合、人事としては本人だろうと思って中を見ますので、そこに子供の写真がいっぱい載っていると、子持ちだということが分かってしまいます。詳しくはこちら↓
参考 転職活動前にネットで自分の●●を確認しよう「面接で子持ちだと伝えてどうせ落ちるなら、応募時から子持ちだと書いた方がいいのでは?」と思うかもしれません。確かに、子持ちは無条件に落とすという会社もあると思います。
ひと昔前と違って子育て中で働いている女性は増えていますので、その際のスムーズな順序としては、企業側が…
- 書類の第一印象で「仕事が出来る女性」というイメージを持つ
- 面接で会ってみたらとても感じが良い
- 打ち解けてきたところで「実は子供もいる」と分かる
- まあいいか、仕事出来そうだし良い人だし…
という流れ。これだと子持ちという要素はオマケみたいな印象になります。
「正社員で採用をもらえない」場合の原因をいくつか考えてみます
正社員での採用にこだわりたいというMさん。お気持ちよく分かります。「パートや契約社員だと採用されるが、正社員だと採用されない」という現状を考えてみます。
私も新卒時、一部上場企業に総合職で入社したため、良くも悪くも、その会社が自分の基準になってしまうというか、転職先を探す際もそういう時期がありました。調子に乗ってたとかじゃなく、本当に悪気なく、その世界しか知らなかったからです。
中小企業の正社員も受けてみたらどうですか?
私は現在社員数30人の中小企業の正社員です。年収面では劣りますが、正社員なのでボーナスでますし、何より中小企業って本当に気楽ですよ!責任の重さが全然違います。
大きい会社にいた頃は、ライバルとの戦いにキリキリ胃を痛めながら、どんどん痩せ細りながら夜中まで働いてました。
あっちを立てればこっちが立たず、社内の根回しや派閥争いも大変でしたけど、中小企業はそういった悩みとは無縁です。
社長に説明して納得してもらえばすぐGOが出ます。会議も少ないし、ハンコもすぐもらえます!笑
社長の奥様は毎年うちの子に誕生日プレゼントをくださいます。中小企業は温かくて居心地が良いですよ~。そんなわけで、小さい会社も受けてみたらどうですか?という提案が一つ。
ちなみに中小企業で正社員を目指すのであれば、面接時のマル秘作戦があります。大きい会社とは全然違う面接基準が存在してます。その特徴を突く必勝法があり、こちらで紹介してます→誰でもできる中小企業の面接必勝法です。
転職サイトで求人を探す際は、最後まで見てくださいね
Mさんが競争率の高いところに応募している可能性があるかもしれません。こちら↓の記事を参考にしていただきたいのですが…
参考 埋もれている良い求人の見つけ方!誰でも簡単に出来る方法例えば、転職サイトの中で「職種:事務」+「勤務地:東京都」で検索をかけると、数百件出たりしますよね。
企業側は「上位表示できる高いプラン」をお金をかけて買っています。上位表示されるほど閲覧されやすく、応募者が集まりやすいからです。
つまり、最初の方に出てくる求人情報ほど、見ている人が多く競争率が高い。後ろの方に出ている求人は閲覧数が全然違うので競争率が低い。
後ろの方に載っている求人は、人気がないとか古いとかではありません。ただ単に安いプランで採用活動をしている会社だというだけ。
「採用活動にお金はかけられないけど良い会社」っていうのもたくさんあります。ぜひ、転職サイトの求人を後ろの方まで見て応募してみてください、というのがもう一つ。
女性を想定した求人に応募しよう
もしかすると「男性を想定した求人」に応募している可能性もあるかもしれません。
転職サイトに「男性募集」とは基本的に書けません(男女雇用機会均等法)。でも実際は「出来れば30才前後の男性がいいな~。」など採用側の希望があるものです。
例えば、とらばーゆに、男性を想定した求人を出す会社はありません。なぜかというと、とらばーゆといえば昔から女性の求人であり、閲覧者も9割が女性という媒体だからです。
そこにわざわざお金を払って求人掲載する企業は、絶対に女性を採用したいのです。男性ではなく女性を採用したいからとらばーゆに出してます。とらばーゆの求人で「女だから落ちた」というケースは絶対にないです。
自分の優先順位を整理して、あせらず頑張ってください
私自身、シングルマザーになってからの就職活動はめっちゃ焦ってましたので、本当に人の事言えないです。言えないですけど、離婚して10年経った今思うのは、「離婚前後の就職活動が、1カ月で決まろうと11カ月で決まろうと、大した差ではなかったな…」ってことです^^
自分と子供がどんな毎日を送っていきたいか、そのために譲れない仕事の条件は何か、自分の中でしっかり整理して、焦らずにじっくり就職活動してください。