こんにちは!シングルマザーベティコです。私、自信のある特技が何もないんです。先日娘の誕生日ケーキを作ったら、「すごい」「プロ並み」って過分なコメントいただいて、とても嬉しかったんですけど、でも私お菓子作りも全く自信ないです。「なぜだろう…?」と考えていたとき、たまたま友達とチャットしてて気付きました。私に決定的に足りないもの、それが何なのか。
出来る彼女と私の違い。私に足りないもの。
私は若いころ、社会人になってからデザインの学校に行っていた時期があります。ソフトの使い方を中心に勉強したんですけど、それも今ほぼ役に立っていない(笑)。ちょっとしたバナー程度なら作れますが、どこか素人っぽい仕上がりになるので、デザイン関係も全然自信ないです。
一方友人M子は、完全に独学でデザインを勉強しそれを仕事にして稼いでいます。「M子に才能があるから」という一言で終わってもおかしくないですが、それにしたって「私と彼女の差は何なのか」「何が私に足りないのか」ということがずっと疑問でした。
先日たまたまM子とチャットしてた時「こうしたいっていうデザインイメージがあって、どうすればそれを実現できるかやり方をネットでひたすら調べる」と彼女が言って、「私と彼女の違いはここだあ!!!!!」と思いました。
私も一応「こんな感じにしたい」というイメージはあるんですよ。でも「自分が出来そうなこと(作れそうなもの)」を探してしまう…。近道を探しちゃうんですね。それっぽく見えるおしゃれなデザインをネットで探し、「これなら出来そう」とやり方が想像できるデザインを真似して作る。
ケーキもそうです。「こういうケーキを作りたい→やり方を探す」んじゃなくて、「希望に近いものを探す→作れそうなケーキを選ぶ」という思考回路です。その方がラクだし早いから、私は無意識に近道を探すくせがついているのだと気付かされました。
表面をなぞるだけじゃ、いつまでも自信は持てない
素敵なデコレーションケーキの画像はインスタを見ればいくらでもあります。今回私はインスタで見つけた可愛いケーキをいくつかピックアップし、それを組み合わせて形にしました。結果、可愛くできました。
最初は真似でいいと思うんです。そこから学ぶこともありますよね。でも私、もうずっと毎年こうやって画像を探してる。それはなぜかって、私は何となく可愛いケーキ画像を探しているだけで「なぜこのデコレーションケーキを可愛いと感じるのか」みたいな本質に目を向けようとしていないからだと思います。
配置なのか、色なのか、素材なのか、クリームのしぼり方なのか、組み合わせなのか。「この色と素材の組み合わせがキレイなんだな」「こうしたい時はこういうクリームのしぼり方をするといいんだな」という法則みたいなものを自分の中に蓄積していかないと、いつまでたっても「誰かの素敵な写真」を探すしかない。真似しかできなくて、自信も持てない。
ブログもそうですね。小手先のテクニックはネットにあふれています。「検索上位に表示したいなら狙うワードを記事タイトルに入れましょう」とか「〇〇文字以上書きましょう」とかね。最初はとりあえずそれでやってみるのも大事ですが、なぜそれをやると良いのかという本質を考えて自分で消化していかないと、いつも誰かの小手先アドバイスを探して、あっちにフラフラこっちにフラフラ…という状態になる。
出来る人が真似するのは「本質」の部分
この間「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫)」という本を読んだのですが、その中で著者の森岡さんは「宇宙空間を体験できる施設が流行っているなら、その施設を真似るのではなく『宇宙空間を体験できる』というコンセプトの方を真似る」というようなことを書かれていました(もう図書館に返しちゃったのでウロ覚えです。宇宙空間じゃなかったらゴメンナサイ)。
勝間和代さんも「勝間式 超ロジカル家事」という本の中で、本質を捉えないとうまく回らないみたいなことをおっしゃってました。勝間さんは月に10万以上かけてお手伝いさんを頼んでも、家の中が散らかっていたそうです。お手伝いさんは家の中のものを勝手に動かしたり捨てることは出来ないからです。表面だけ見て小手先で何とかしようとしても解決できないと書かれてました。
小手先ばかりの自分を見直します
これから始めることについて、とりあえず真似してやってみるのはいいと思うんです。考えすぎても先に進めないし、効率良く進めるために多少は必要だと思う。とりあえずやってみて分かることもある。
でも同時に頭も使わなくちゃいけないですね。思考停止状態で「簡単に出来そうな近道」ばかり探すくせは改めようと思いました。M子、大きなヒントをくれてありがとう。このブログ読んでないと思うけど(笑)。