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いつか誰かが助けに来てくれるという幻想

離婚した後の数年間、なんとなく信じていたことがあります。「いつか宝くじが当たってキレイな広々としたお部屋に住む」「いつかお金持ちの男性が現れて幸せな再婚をする」、そんな風に思っていました。

バカみたいですけど本当にそう思っていたんです。

だって神様が私の頑張りを見てくれているのだから、いつかきっと良いことが起きる。いつか誰かが助けに来てくれる。そう信じてました。

でもある時ふと思ったんですね。「いつか」っていつだろうと。

金銭的に豊かになって素敵な家に住めるのは何年後かな。幸せな再婚を出来るのは3年後?5年後?それとも10年後?それを考えていくうちに、内臓から冷えていくような怖さを感じました。

年末ジャンボ宝くじ1等の当選確率は2000万分の1です。毎年1万円程度買ったところで当たる可能性はほぼゼロです。

幸せな再婚をする可能性も現実的に考えればかなり難しい。だって家事と育児と仕事を回すだけで精一杯の忙しい毎日。自然な出会いがあるとしたら、そうだな…

休日に娘と一緒に公園にいって、ちょっとした川でおたまじゃくしを見つけて持って帰りたくなったが、すくうものがない。

困っている私と娘に「良かったらこれどうぞ」と素敵な男性がお玉を差し出す、そしてその人がお金持ち…

ない!お玉を持ち歩いてるお金持ちの素敵な男性、いない!!!笑

気付かないように、考えないようにしてたんですよね。でも…この妄想で気付いてしまった。もしかして「いつか」って永遠に来ないんじゃない?やーっと気付いた瞬間でした。

宝くじは当たらないし、お金持ちと再婚も出来ない。奇跡はたぶん起きない。そんな可能性の低いものに期待して待っていても、5年後10年後の私の未来はたぶん変わらない。

このことが腹に落ちてようやく一歩踏み出せました。うん、それにしても妄想がアホすぎるw