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物は言いよう!シングルマザーは「見せ方」の工夫で信頼を勝ち取れ!

昨日は家庭訪問で、娘11歳の担任の先生がお見えになりました。先日「母子家庭は新担任の初期設定をしようね」という記事を書きましたが、特にアピールする材料がない我が家、新担任の信頼を得るために私は何をしゃべったか?って話を書きます^^

母子家庭に必要な「新担任の初期設定」とは?

春になって新しい担任の先生になったら、念のため「私はシングルマザーですけど、変な親じゃないですよ?育児放棄とか虐待とかするわけないですからね?」ということをやんわり伝えておきましょうと先日書きました⇒こちら

母子家庭はそもそもイメージが悪いのだから、子供のために「母子家庭だけど普通だな」「母子家庭だけどちゃんとしてるな」と新担任に思ってもらうため、4月の第一印象はとても大事。で、私は今回どうしたかって話です。

私は医者でも薬剤師でもないからさ

先日の記事に書いた通り、シングルマザーが新担任の信頼を勝ち取る作戦としては主に2つ。

  1. 親(または親類)がキチンとした職業だとアピールする
  2. 子供の教育に関心があることを具体的にアピールする

1については分かりやすいですよね。女医の娘ってなれば、その言葉がもたらすイメージによって、新担任は母子家庭でも安心するわけです。母親が薬剤師とか弁護士とか剣道2段とか、とにかく良いイメージをつけるという作戦です。でも私は残念ながら、医者でも薬剤師でもないしさ、親戚に教師もいないんですよ。だから2をやるしかない。

親子で偉人の伝記にはまってます♪から始めた

要は印象が大事。「親子でよく図書館に行くんですけど、偉人の伝記にはまりまして『野口英世なんかしくじり先生に出れそうだよね』って二人で言いながら~、まあでも最後親子で号泣しまして。素晴らしいですよね、やっぱり偉人の伝記は。」とメジャーなところから新担任に話しはじめて…

「エリザベス・ブラックウェルとか、エレノア・ルーズベルトとか、ワンガリ・マータイとかね、最近は女性の伝記をたくさん読んでまして、私も娘も勇気づけられるというか、感動して泣けるんですよね~」とちょっとマイナーな偉人を持ってきて新担任の反応を見つつ…(笑)

「この間は、親子でクララ・シューマンを読んだんですけど~、こういう生き方は女性として幸せだったか否かみたいな話で盛り上がりまして。娘も意外としっかりした意見を言うものですから、本当に大きくなったなあと思いました^^」と普段から親子で本の討論をしている風に言っておきました。

ま、読んだっつっても、ぜ~んぶ漫画だけどな(笑)!てへぺろ。図書館よく行くのは本当、親子で読んでるのも本当。偉人の伝記は30冊以上読んだよ、ただし全て漫画だ!!!でも嘘はついてないww

ワンガリ・マータイとかエリザベス・ブラックウェルとか普通の人は知らないと思うんです。私だって娘と漫画読むまで全然知らなかったよ(笑)。でも「あえてマイナーなのを言って、上辺だけじゃなく本当に本を読んでる親子なんだと先生に思わせよう♪」という作戦です。どうでもいい世間話するんじゃなくて、さりげなく狙って話す。さらに…

先生が聞きにくいことは、こっちから先に話す

先ほどの本の話につなげて、「大きくなって知恵がつきまして、『ママは図書館で借りる専門で本買ってくれないけど、パパは本を買ってくれる』ってよく分かってるんですよねえ(笑)。ウチは娘が1歳半で離婚してて、一緒に住んでいないんですけどよく会ってまして、娘がパパにいつも本をおねだりするので、どんどん増えちゃって置く場所に困ってるんですよ~(笑)」と家庭の事情をさりげなく説明し、先生が質問しやすい方向に持っていきました。

学校の先生は、基本的に家庭の事情について聞きづらいです。問題が発生していて家庭環境を正確に把握する必要があれば別ですが、何もない段階で「離婚ですか?別居ですか?」「お子さんはどう理解されてますか?パパに会ってますか?」とは聞きにくい。だからそういうことは、こっちから先生に情報を開示して、ざっくばらんに話し合っておいた方が信用されます。

最後に謙虚にまとめて好感度アップです。「母子家庭で至らない点も多々あると思うんですけど、何かあればホントに遠慮なく何でも言ってください。娘も先生の授業が楽しいと言ってまして、母娘で頼りにしてます、よろしくお願いします^^」

物は言いよう!賢くシングルマザーをやっていこう

あくまでも雑談って感じで話しながら、新担任に言いたいことを、家庭訪問でふんわりと伝えました。

  • うちは母子家庭ですけど、変な家ではありません
  • 子供の教育に熱心です。ほったらかしではありません。
  • 娘と本の感想を話し合うなど、母娘関係は良好です
  • 離婚した元夫と娘の関係も良好です

母子家庭ってそれでなくても誤解されやすいもんです。だからこそ自分からイメージを作っていく方がいい。「キチンとしたお母さん」「仕事出来そうな人」「賢そうなママ」と思われるように、見せ方を工夫すべきだと思うんですね。物は言いようです。

間違っても新担任の前で「時間がなくて子供の勉強も全然見れてなくて~、これじゃあ母親失格ですよね~」みたいなセリフを吐いてはダメ。これ、絶対シングルマザーは言っちゃいけないセリフ。先生や近所の人、真に受けますよ?冗談だとか謙遜だとは思われません。

このセリフを言っていい人は、そうですね~小学校受験を勝ち抜いたママ(笑)。誰がどう見てもめっちゃ教育熱心で頑張って結果出したママさんが、上記セリフを言ったならば、周りはそれを謙遜と思います。

これから家庭訪問があるというシングルママさんは、自分の見せ方、他人からの見られ方を意識して、新担任の初期設定をやってみてください。子供が損しないためにも、賢く戦略的に(←大げさ)母子家庭をやっていきましょう!

※最近の偉人伝記マンガが面白いっていう話は過去記事で。絵もキレイで、コマ割りやストーリーの盛り上げ方が上手くて…マジ泣けます⇒こちら