こんにちは!ベティコです。私は離婚後シングルマザーになり、たまたま入社した会社で採用業務(書類選考や面接)を7~8年担当しています。
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転職エージェントが吐いた驚きの発言。これが本音だよ。
私は都内の不動産会社で地味に働く、採用担当者です。会社に一日いますと4~5件、求人系の営業電話がかかってきます。
要は「うちの求人サイトに募集を出して採用しませんか?」「御社にピッタリの人材を紹介します!」というような電話が、大手の会社から聞いたことない会社まで、毎日次々かかってきます。
当然ですけど、未経験の人とか、子育て中の人とか、面倒くさそうな人材は一切連れて行きません。
我々がしっかり足切りしておくのでご安心ください!!
え…?と思いました。「子育て中で面倒くさそうな人(=シングルマザー)」ってまさに私じゃん!笑
要は、転職エージェントは、「シングルマザーなど訳あり人材を、企業に紹介すべきではない」と考えているってことです。
ここまであからさまにハッキリ言う営業マンもめずらしいですが、似たようなことをオブラートに包んで言う転職エージェントは多いです。なぜなら、それこそが転職エージェントの売りだからです。
転職エージェントの裏事情!シングルマザーに不向きな理由
転職エージェントの売上はどこから?を考えてみて
転職エージェントは親身になって求職者にアドバイスをしても、求職者からお金はもらえませんよね。
そして、企業にたくさん面接する人を送り込んでも、それだけではお金をもらえません。入社が決まらなければ何人紹介しようと1円ももらえない。
転職エージェントは「紹介した人が企業に採用された時だけ売上が立つ」というお商売です。
紹介した人が採用されなければ、一円も儲からないのです。儲からないと社員の給与、オフィスの家賃、電気代、広告費、もろもろ固定費すら何も払えませんからね。
転職エージェントとしては、企業に気に入られそうな人材をパパッと紹介して、それで入社が決まるのが一番なんです。
前述の面倒くさそうな人、未経験だとか、年齢がいってるとか、子育て中で欠勤や遅刻が心配される人とか、そういうイマイチな求職者さんを、転職エージェントが一生懸命お世話することは基本的にありません。
なぜって採用される確率が低いからです。そういう人を相手するより、採用される確率が高い人を最優先でお世話する、そういうお商売です。
転職エージェント側の都合!売上を伸ばすためには単価を上げる
さらに言うなら、転職エージェントの売上(=成功報酬)は、入社した人の年収の3割が目安です。
年収300万円の人なら90万、年収800万の人なら240万で、売上が倍以上違ってきます。
- 採用される確率が高い人
- 高い年収で入社が決まりそうな人
のお世話を優先するのが当然です。
もしかしたら、中には親切なエージェントもいるかもしれませんし、企業側が「商売柄、ママを採用したい」というケースもありますので、シングルマザーが転職エージェントに登録したら100%無駄だとは言いません。
高年収で採用されやすい人が優先され、そうでない人は後回しです。ボランティアじゃないのでそりゃそうなります。
最後に
キャリアに自信があり、既に高年収で、キャリアアップの転職を考えているというシングルマザーさんなら転職エージェントを活用出来ると思います。ただ、一般的なシングルマザーさんに転職エージェントは不向きかなと思います。