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毒母になりかけた?シングルマザーが反省した話

「ママは〇〇で後悔したから、あなたは△△しなさい。」こういう言葉を吐く母親には絶対なるまいと思っていました。娘の人生は娘のものであり、誘導したり操作するようなことはしたくないと、これまでブログにも書いてきたんですが…ついに私、口を出してしまいました。

今のうちに制服を着ておけ!

一般的にいわゆる制服ファッションを着られるのは6年間しかないんです。中学生の3年間と高校生の3年間。これを過ぎて制服着てると「コスプレ」になってしまいます(笑)

「ママはだっさい制服しか着られなかった!なんちゃって制服なんか売ってなかった!すんごい後悔してるからあなたは今のうちに制服を着ておきなさい!」

…とどうしても言いたくなった~。もうね、現在40歳の私は、学生時代ホントに制服に恵まれなくて、中学校の時なんかね、変な群青色の(紺ではない)おかしな形のベストにスカート。スカートももちろん群青色の無地ですよ。リボンもネクタイもなし。こんなの誰が着たって可愛くないのよ!(いや、私という素材も悪いんだけどね…)

高校も公立だったので普通の紺の上下。中学校よりは色がマシだったけど、セーラー服とか着てみたかったし、私立のお嬢様っぽいチェックのスカートとか本当に羨ましかった。リボンとかネクタイ付けてみたかったよ~!でも私の時代は、制服風のスカートを売ってる店なんかなかったの!

なんちゃって制服を無理やり買い与える

この私の恨み節を聞いて、娘12歳は若干引いてましたw いや娘の制服はまだいいのよ、グレーで上品だしリボンついてるしさ。公立にしては断然可愛い方だと思うわよ。でも私は買い与えたわ、なんちゃって制服を。

 

だってこういう格好出来るのは6年間だけなの!←しつこい。赤だって緑だって、チェックのスカート可愛いじゃないですか。いろんな制服気分で楽しいじゃない。休日のお出かけに着た方がいいわよ!

…とアラフォーベティコが力説しまして、娘12歳は「…まあ、たまに着てもいいけど」くらいのテンションの低さでしたけどね。チェックのスカートやリボンやネクタイ、ベストなど買いました。そうしましたら…

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”ベティコ.jpg” name=”ベティ”]まあ!なんて可愛いんでしょう![/speech_bubble]

もう3割り増しで可愛く見えるわけよ(←親バカ)。学校の制服は、制服屋さんにすすめられるがまま、大きめサイズを買いましたけど、なんちゃって制服のスカートは今のジャストサイズで、ちょい短めなんで可愛いですね。娘も着たら着たで「なんか高校生みたい♡」と喜んでおりましたが。

…という出来事を通して思ったんです。「娘のためにこうした方がいい」と強く思うと、時に母親は暴走する(笑)。ええ、私のことです。娘は娘の好きな服を着ればいいのにさ、母である私があれこれ口を出してしまって、しかも「娘のためにこれで良かった」とさえ思っている私がいる。いかん。これはいかんよ。

毒母の入口ってこういうところなのかな?とふと思いました。いろんなタイプの毒母がいるそうですが、子供を大事に思うからこそ、毒母になってしまう人もいるのかも。そういう芽って誰しも持ってるんだろうなあと。私も含めて。

先日悲しい児童虐待のニュースがありましたが、たぶん最初から「悪い母親になろう」と思っている人はほとんどいない。「私は虐待するような母親には絶対ならない」「毒母にも絶対ならない」と思っていても、誰しも何かの拍子にそうなる可能性はあって、ゼロではないのだと思います。

「もしかしたら私もそうなるかも。気を付けよう。」という冷静な意識を、どこかで必ず持っていたい。大切な子供を健やかに育てるために。娘、あんたは好きな服を着なさい(笑)。